ハタ リョウスケ
  畑 亮輔   社会福祉学部 福祉臨床学科   准教授
■ 標題
  【論文】居宅介護支援事業所の介護支援専門員による家族介護者支援の構造
■ 概要
  「介護の社会化」を標榜し介護保険制度が施行されたものの、家族介護者の負担は未だ十分に軽減されていないという指摘がたびたびなされている。そのような状況において、介護支援専門員による家族介護者支援の重要性が高まっているものの、そこに焦点を当てた研究は十分になされていない状況にある。そこで、本研究では、介護支援専門員を対象とした郵送調査を実施し、介護支援専門員による家族介護者支援の構造について探索的に検討することを目的とした。分析の結果、介護支援専門員による家族介護者支援として5因子が抽出され、それぞれ「家族の統合に向けた家族調整」「要介護高齢者と家族介護者に向けた情報提供」「家族介護者を考慮したサービス提供」「家族介護者への心理的支援」「家族介護者への教育的支援」と命名した。また、家族調整はその重要性が指摘されているものの最も低い実践度を示し、家族調整に向けたスキルの獲得並びに実践の向上が必要であることを提言した。
   共著   介護福祉学   第17巻1号   pp.33-45   2010/04