イトウ シンイチロウ
  伊藤 新一郎   社会福祉学部 福祉計画学科   教授
■ 標題
  ”「戦争と福祉」論”再考
■ 概要
  本研究の目的は、“「戦争と福祉」論”を福祉国家の分析視角という観点から再考することである。その結果、20世紀“「戦争と福祉」論”の特質として、①総力戦の下での国家総動員の実現と社会統合、②国民的統一感情の醸成、③人口問題への国家の関心の高まり、④階級格差の平準化の促進が見出された。一方、課題として①<軍事-福祉>テーゼの20世紀的前提への親和性、②分析視角としての諸条件の限定性、③福祉国家の歴史的描写の政治的恣意性を指摘した。今後の研究課題として、「脱20世紀化」による“「戦争と福祉」論”の通史的かつ普遍的分析視角への刷新を企図するため、「国家」「生-権力」等の視点を導入する必要性を指摘した。
   単著   北星学園大学社会福祉学部北星論集   北星学園大学   pp.21-32   2017/03