イトウ シンイチロウ
  伊藤 新一郎   社会福祉学部 福祉計画学科   准教授
■ 標題
  柄谷行人「世界史の構造」論の再検討
■ 概要
  本稿は柄谷行人による「世界史の構造」論、特にその根幹をなしている交換様式論が福祉国家分析の視角として持っている可能性について考察したものである。「交換様式論」を理論的基礎とする柄谷「構造」論における「資本=ネーション=ステート」という近代の把握は、福祉国家が「世界史の構造」さらには「福祉の歴史」においていかなる存在として位置づけられるかを考える際に示唆的である。さらに、支配体制としての福祉国家の特質を浮き彫りにし、歴史的存在としての福祉国家を新たな枠組みから捉え直すことに寄与する可能性を秘めていることを述べた。
   単著   北星論集   北星学園大学   pp.103-114   2019/03