カザト マリ
  風戸 真理   短期大学部 生活創造学科   専任講師
■ 標題
  モンゴル国現代史のなかで継承されて変化したフェルトの生産技術と製品
■ 概要
  モンゴル国のフェルト生産の技術と製品をめぐり、国家の体制や市場の変化のもとで、何がどのように変わり、何が受け継がれてきたのかを検討した。
モンゴル国では、住宅部品や伝統雑貨、そして観光みやげとして羊毛フェルト製品が生産されている。住宅部品というのは移動式住居「ゲル」の壁や天井などにあたるものであり、モンゴル国では現在も多くの人びとがゲルに住んで遊動的な牧畜を営んでいる。
社会主義期にはフェルト生産は機械化・工業化されたが、体制転換をきっかけとして伝統的技術によるフェルト生産がリバイバルした。伝統的なフェルト製品と現代のおみやげ小物には連続性がみられた。フェルトは不織布であるのに、モンゴルではフェルトといえば「縫う」ものであるという認識が強い点であった。
   単著   染織情報α   染織と生活社   405   pp.8-9   2015/11