ダイボウ イクオ
  大坊 郁夫   北星学園大学 大学・短大部共通   学長
■ 標題
  対人場面における適切な非言語コミュニケーション研究
■ 概要
  適切な方法でメッセージを記号化し、相手のメッセージを解読できるならば、そのコミュニケーション行動は個人の適応力を高めるだけではなく、社会の活力を増すことにもなる。非言語コミュニケーションの主たる機能は、言語コミュニケーションで伝えるところを強化したり、補ったり、あるいは矛盾した意味を伝えることにある。さらに、非言語メッセージは、自文化のみならず文化を超えて互いの心理的な特徴を理解する上で重要であり、かつ対人関係を確固たるものにする働きがある。非言語コミュニケーションは相手に影響を与えるものであり、かつ、会話の流れを調整するものでもある。非言語メッセージは、多種類のチャネルによって伝えられ、しかも、そのチャネルは相互に密接に関連している。非言語チャネルの機能もまた、相互に相補的に働き、複雑に関連している。顔面表情、視線、微笑などを用いた、親密な間柄での会話、警察の取り調べ、文化間の状況などに通じる対人場面において、どのように適切に記号化し、解読しているのかについて検討する。そして、コミュニケーション・チャネルの役割と場面の社会性との関連を踏まえて、正確な、効果的なコミュニケーションのあり方について示唆を得る。
   共著   モチベーション研究   東京未来大学モチベーション研究所   6巻   pp.49-72   2017/03