アダチ キヨト
  足立 清人   経済学部 経済法学科   教授
■ 標題
  再度の取得時効による抵当権の消滅-最判平成24年3月16日裁時1552号4頁・判時2149号68頁・判タ1370号102頁-
■ 概要
  本稿は,土地の取得時効完成後に,原所有者により抵当権の設定・登記を受けた抵当権者が,抵当権を実行したが,時効取得者が土地を,再度,時効取得したとして,抵当権の消滅を求めたケースについて,時効取得と登記の判例法理の一つを用いて,抵当権の消滅を認めた最判平成24年3月16日裁時1552号4頁を検討したものである。結論は妥当と考えるが,判例法理の適用に疑問を呈し,抵当権の消滅を規定した396条,397条の検討が必要であること,時効取得と登記の判例法理の再検討が必要であることを示した。
   単著   北星学園大学経済学部北星論集   北星学園大学   第53巻1号   pp.103-120   2013/09