シマダ ケイコ
  島田 桂子   文学部 英文学科   准教授
■ 標題
  ディケンズと悪―〈悪〉を照らし出す〈光〉に魅入られた人の物語― (博士論文)
■ 概要
  ディケンズがその作品世界で扱った〈悪〉は、個別の社会的弊害や個々の犯罪をはるかに超える超自然的、形而上学的な〈悪〉である。初期の作品では、寓話的世界の中で擬人化された〈悪〉を描き、それに対極する〈善〉を想起させる。後期には、人間の〈罪〉との深い係わり合いの中で〈悪〉を描いている。ディケンズの形而上学的な〈悪〉と〈罪〉に対する理解が、作品構造をより精密で複雑なものとし、文学作品の芸術的成長に大きな役割を果たしていることを論じた。
   単著   2009/03