タケノウチ マサキ
  竹野内 真樹   経済学部 共通部門   教授(嘱託)
■ 標題
  『資源ナショナリズム』と多国籍企業
■ 概要
  本稿では、1970年代の国際資源企業と産出国との関係を、アルミニウム、銅産業について比較対照しつつ検討した。すなわち前者では、垂直統合された寡占的大企業が多国籍的に展開しており、産出国の戦略は、短期的にはその企業システム内部で経済的利益の配分を自らに有利にすることが、また長期的にはそのシステムから離脱することが目標となった。他方後者では、垂直統合された大企業が相対的に少ないために、銅市場を産出国カルテルをつうじてコントロールすることや、現地子会社を国有化することが重要な戦略となった。
   単著   経済理論学会年報   青木書店   第19集   1982/09