カツムラ ツトム
  勝村 務   経済学部 経済学科   准教授
■ 標題
  世界経済論の焦点としてのアフリカ
■ 概要
  アフリカ経済の世界経済に占める位地は著しく低い。成長を続けてきた戦後世界経済のなかで、アフリカだけは「成長しない経済」であったことの帰結である。アフリカ経済の停滞は、経済の「アフリカ化」による自立的な国民経済の循環の創出がなされないままに、グローバル資本主義に組み込まれ、その矛盾が尖鋭的に表れてこざるをえなかったことに原因がある。新自由主義のグローバルな展開は、資本主義のシステムとしての存立の基盤を掘り崩しかねないものである。「過剰富裕」を地球規模での階層間格差の拡大により打開する、という悪夢のシナリオを回避するために、グローバリズムの焦点としてアフリカ問題を捉え、検討していく必要がある。
(掲載部分)p85-p100
   単著   筑波学院大学紀要   第1集   pp.85-100   2006/01