オカダ ミサヲ
  岡田 みさを   経済学部 共通部門   教授
■ 標題
  「インタラクションと学習」
■ 概要
  報告者は、同書籍の第二編者であると同時に、同書第3章「『女の子パンチ』にみるジェンダーカテゴリーの相互行為的意味」を単著で担当。この論文では、コーチが、自分が指導しているボクサーのパンチの手の握り方に対して、「女の子パンチ」という評価を下す発話に注目し、その相互行為的意味を分析した。「女の子」という言葉が使われているからといって必ずしも話者がジェンダーに志向しているわけではないことが、Stokoe (2011)などの先行研究により指摘されている。この指摘に基づき、同論文では「女の子パンチ」という発話が、コーチやボクサーの身体動作のシークエンス環境の中で「パンチの握り方の悪例の説明(account)」という行為を示すことを指摘し、女の子と悪例が結びつけられることにより、「女の子はボクシングに向かない」というジェンダー規範が再生産されていることを示した。
   共著   ひつじ書房   pp.43-76   2017/07