ヤマガ テツオ
  山我 哲雄   経済学部 共通部門   教授(嘱託)
■ 標題
  現代聖書講座 第1巻聖書の風土・歴史・社会
■ 概要
  第三章「イスラエル王国時代史の諸問題」を担当。イスラエルの王国時代史を理解するうえで重要な諸要点を以下の7点にまとめて整理した。第1節「王国の成立」では、本質的に反王権的傾向のあるヤハウェ宗教を持つイスラエルにおいて、なぜ人間による支配体制である王国が成立せざるを得なかったかを歴史的状況の面から明らかにした。第2節「いわゆる統一王国の成立」では、ダビデのもとでいかに政治体制が変容しつつ統一王国の確立にまで至ったかを5つの段階に分けて考察した。第3節「王権と宗教」では、王国体制の確立を受けてヤハウェ宗教のあり方がどのように変質したかを明らかにした。第4節「南北両王国の王朝」では、王国分裂後の南北両王朝の歴史的状況の違いについて考察した。第5節「富める者と貧しき者」では、預言者の社会批判の背景をなす農民層の没落と社会層の分化について考察した。第6節「対外政策」では、分裂王国時代の南北両王国の対外政策について、三つの征服政策と照らし合わせつつ、王国滅亡に至る過程について分析した。〔406p〕
   共著   日本基督教団出版局   pp.61-93   1996/09