ミヤザワ テルエ
  宮澤 照恵   経済学部 共通部門   教授
■ 標題
  『西鶴諸国はなし』の挿絵(後)-「風俗画、怪異・説話画」と「戯画」と
■ 概要
  自画版下である『西鶴諸国はなし』の挿絵は、本文と一体化して作品を形作っている。本稿は(後)として、同書の「異類・仙人説話」及び、「原質」という観点から注目される話群の挿絵を分析した。前者は最も挿絵の規範に沿ったもので、素材をも描きこんでいる。後者は完全なウソ絵となっており、規範を逸脱している。これは、当代性を打ち出している本書の中にあって、或いは西鶴自画版下の先行作品と比較して極めて特殊な作画姿勢であり、はなし創りの原質に繋がることを論証した。
   単著   国語国文研究   北海道大学国語国文学会   123   pp.42-54   2003/03