タジツ キヨシ
  田実 潔   社会福祉学部 共通部門   教授
■ 標題
  学生や教員、職員が望む大学授業に関する研究(Ⅱ)
北星学園大学で学ぶ学生の傾向(性差・学年差・学科間差)
■ 概要
  大学授業を学生が評価するときに、その評価項目は今まで大学教員や大学職員が先行研究を元に作成してきた。その結果、学生授業評価については、その信頼性や妥当性をめぐって様々な問題提起がなされ、学生の授業評価が教員の授業改善とまったく連動していないと批判を受けることになった。我々は,今回このような問題意識に基づき、学生が大学授業に対してどのようなイメージや考え方を持っているのか、アンケート調査を行った。調査結果は、因子分析(Windows版SPSS)により分析され、8因子が抽出された。これらの因子分析結果から、学生のもつ授業イメージを明らかにした。8因子のうち5因子が授業の形式や内容あるいは進め方等の改善を求めるものであったことから、学生は大学授業に対して教員のフレンドリーさや良好な人間関係に見られる親和性を求めておらず、授業内容の充実や授業を聞かせるスキルや工夫を求めていることが示された。
4年生や女子学生は大学授業に対して厳しい評価をしがちであることが示された。これは学生の大学授業への期待感の表れでもあると思われる。学科ごとの比較においては、文学部特に英文科の学生と他学科の学生との授業に対する意識の違いが目立った。
   共著   北星学園大学社会福祉学部北星論集   北星学園大学   48巻   pp.15-25   2011/03