ミズカワ ヨシフミ
  水川 喜文   社会福祉学部 共通部門   教授
■ 標題
  「心の理論」と社会的場面の理解可能性―自閉症スペクトラム児への療育場面のエスノメソドロジーにむけて―
■ 概要
  本稿は「心の理論(Theory of Mind, ToM)」アプローチ、及びその批判を検討し、ToMアプローチは他者理解をどのように捉えているのか、そして、その捉え方にはどのような問題があるのかを明らかにする。さらに、自閉症スペクトラム児の捉え方に関するToMアプローチの問題点を明らかにするとともに、こうした主題に関する社会学研究のあり方についての見通しを得ることを目的とする。その結果、本稿は、エスノメソドロジーにおいて、自閉症と「心の理論」をめぐって、相互に独立して行われてきた理論的研究と経験的研究は共通の焦点、すなわち、自閉症スペクトラム児の療育がなされている具体的社会的場面の理解可能性の手続きに関しての考察を行う。
   共著   年報社会学論集   関東社会学会   pp.159-170   2013/09