マキタ コウイチ
  牧田 浩一   社会福祉学部 福祉心理学科   教授
■ 標題
  児童養護施設の中高校生のアタッチメント・スタイルと特性不安の関連
■ 概要
  本研究は,児童養護施設で生活する中高校生98名と家庭で生活する中学生251名を対象に行った。第一にアタッチメント・スタイルを明らかにすること,第二に特性不安とアタッチメント・スタイルの関連を調査することを目的とした。調査は質問紙で,2014年8月から同年11月に実施した。調査の結果,アタッチメント・スタイルが,児童養護施設の中高校生は,安定型14.3%,アンビバレント型45.9%,回避型39.8%であり,家庭で生活する中学生は,安定型44.2%,アンビバレント型29.1%,回避型26.7%であった。児童養護施設で生活する中高校生は,安定型が少なく,アンビバレント型と回避型が多かった。また,アタッチメント・スタイルと特性不安の関連について,児童養護施設で生活する中高校生の特性不安が家庭で生活する中学生に比べて高かった。特性不安は,①アンビバレント型>②回避型>③安定型のアタッチメント・スタイル順に高かった。以上の結果から,児童養護施設で生活する中高校生の心理的特性について,アタッチメント・スタイルと不安の側面から考察を加えた。
   共著   北星論集(北星学園大学社会福祉学部)   北星学園大学社会福祉学部   55号   pp.79-88   2018/03