マキタ コウイチ
  牧田 浩一   社会福祉学部 福祉心理学科   教授
■ 標題
  大学生のギャンブル経験と抑うつの関連ー大学生のメンタルヘルスのためにー
■ 概要
  本研究では,大学生のギャンブル経験の実態,ギャンブルと抑うつの関連について調べることを目的とした。地方の私立大学生103人(男性65人,女性40人,平均年齢20.02歳±1.53)を調査対象に,2016年10月にアンケート調査を実施した。調査の結果,ギャンブルの開始年齢は,18歳から20歳の間で多かった。SOGSでは,「問題ギャンブル」と「病的ギャンブル」に該当する大学生が,16.5%(17名)であり,その全員が男性であった。男性の対象者が63名であり,男性だけでみると27.0%(17名)となった。ギャンブル経験と抑うつとの関連では,「問題・病的ギャンブル」群と「非問題・病的ギャンブル」群の2群間でSDS得点の平均値に差が見られるかどうかを調べるためにt検定を行ったところ,有意な差が見られなかった。また,抑うつ状態ごと(「正常」「軽度」「中度」)にt検定を行ったところ,抑うつ程度「中度」の「問題・病的ギャンブル」群と「非問題・病的ギャンブル」群の間で有意な差が見られた。以上の結果につき,若干の考察を加えた。
   単著   北星論集(北星学園大学社会福祉学部)   第56号   pp.163-170   2019/03