ウチヤマ サトシ
  内山 智   短期大学部 生活創造学科   教授
■ 標題
  【研究ノート】量子力学的確率と整合的な周期的軌道の変形について
■ 概要
  量子力学的確率を再現する古典力学系の数学的模型が考察される。
基本的な考えは、量子力学的状態は古典的力学的相空間の周期的軌道に対応するというものである。
実験のために準備された軌道の中の状態と準備されない状態を区別するために、周期的軌道上の$U(1)$値関数が導入される。
波動関数の位相因子は、遷移が生ずる周期的軌道上に定義された$U(1)$関数の値の差である解釈される。
測定の系に及ぼす影響は周期的軌道の変形によって記述される。
様々なタイプの変形が調べられる。系の生成と消滅に関連する変形も調査対象に含まれる。
復元可能な変形の定義が提案される。
量子力学的混合状態は復元可能な変形のみを誘導する測定によって与えられることが示される。
量子力学的測定は復元可能な変形の違いを区別しないような測定であることも示される。
   単著   北星学園大学短期大学部北星論集   北星学園大学   第15号(通巻第53号)   pp.41-52   2017/03