アベ マサヒト
  安部 雅仁   社会福祉学部 福祉計画学科   教授
■ 標題
  地域と福祉と財政(増補版)
■ 概要
  第2章『政府部門の仕組み』
 政府部門は中央政府と地方政府さらに社会保障基金から成り、これらが租税・社会保険料の調達とその移転を通して密接な財政関係にある。地方政府と地域経済にとって中央政府からの地方交付税や公共事業が重要な制度・政策になっているが、近年ではこれらが削減・縮小される傾向にある。地域の“福祉と財政”の重要性が唱えられる中で、社会保障財政を通した「地域間所得再分配」の意味が問われている。

第3章『社会保障の枠組み』
 医療や介護等の社会保障の運営と管理においては、政府部門が重要な役割を担っている。これは、高齢化等の地域差が拡大する中で大きな意味をもっている。地域の事例として札幌市を取り上げ福祉財政の分析を行った結果、札幌市には社会保障基金を通して多額の財源が移転されている。主な要因は、他の地域と比べて「高い医療費」(入院受診率が高く平均在院日数も長い)と「高い介護費」(施設介護のウェイトが高い)といった点にある。
〔219p〕
(担当部分)p33-p54、p55~p72日本の年金・医療・介護に関する財政問題。「政府部門の仕組み」、「社会保障の枠組み」を担当。
   共著   学文社   pp.33-54,54-72   2006/10