ミヤザキ ヤスシ
  宮崎 靖士   社会福祉学部 共通部門   教授
■ 標題
  太宰治『津軽』論
■ 概要
  戦時下の昭和19年に「新風土記叢書」の一巻として発表された『津軽』を、執筆状況に注目しながら、太宰治における故郷に対するスタンスの屈折という問題を軸として論じた。具体的には、①「津軽」の風土と歴史を表象するための諸資料を、太宰が引用・改変する過程の検証、②戦時下における家父長権に対する作者のスタンスの追跡、③太宰文学に占める方言(津軽弁)の問題の重要性、という三方向からの検討を行い、この作品に対する包括的な理解の提示を試みた。
   単著   修士学位論文   弘前大学   1998/03