ミヤザキ ヤスシ
  宮崎 靖士   社会福祉学部 共通部門   教授
■ 標題
  「主体一般」の形成とゆらぎをめぐる時枝誠記の「国語問題」―一九四〇年代前半の朝鮮における日本語使用と〝言説の磁場〟―〈再録〉
■ 概要
  本論では、一九四〇年代前半に時枝誠記が発表した諸論考を、日本語の海外進出を背景として発生した「国語問題」に関する理論面での対応の軌跡として追跡した。そしてその過程では、時枝が「国語問題」に関する理論的支柱として提示した「主体一般」という概念の形成と展開に注目し、それが同時代に朝鮮人文学者が展開した日本語文学活動の傾向と接点をもつことを論じた。すると件の時枝の動向からは、この時期の朝鮮において日本語使用に関するものが引き寄せられた問題領域の存在と、それに対する「内地」の立場からの応対例としての意義を新たに見出せるようになる。
   単著   日本語学論説資料   論説資料保存会   第48号 第1分冊   pp.303-310   2013/09