タザワ ヤスヒロ
  田澤 安弘   社会福祉学部 福祉心理学科   教授
■ 標題
  時間とロールシャッハ・テスト-辻悟著『ロールシャッハ検査法』との対話
■ 概要
  反応解釈の基軸に時間が置かれることは「同時性」や「継時性」の概念を用いた 辻(1997)の『ロールシャッハ検査法』以外に、日本ではこれまでほとんどなかった。本論では、辻の叙述を検証しながら、彼とは異なる時間観すなわち生命論的・生物学的時間の視点から、特に人間運動反応について一望する。静止、運動、持続、瞬間などの諸概念に照らすと、辻の解釈には、ゲシュタルト心理学が背景に持っている一般的な物理学的時間による箇所と、本論で言う生命論的・生物学的時間による箇所が混在していることが理解される。
(掲載部分)p1-p22
   単著   心の諸問題論叢   心の諸問題考究会   第1巻1号   pp.1-22   2004/09