ロバート トムソン
  ロバート トムソン   文学部 英文学科   専任講師
■ 標題
  Relational mobility predicts social behaviors in 39 countries and is tied to historical farming and threat
■ 概要
  Facebookの広告を用いて募集した、世界39ヶ国・地域の16,939名を対象に調査を行った結果、論文のアブストラクトにあるように、① 関係流動性(それぞれの社会における対人関係の選択肢の多寡)は、欧米圏、オセアニア圏、中南米圏で高く、アジア圏、中東圏では低い傾向にあること、② 関係流動性が高い地域の人は低い地域の人と比べて、主体的に人助けをしたり、自分の秘密を共有したりするなど、より積極的に他者と関わり、他者に親密性を感じやすい、自尊心が高いなど、人間関係の獲得と維持に必要と考えられる心の働きが強いこと、③地域の関係流動性は、その地域が過去に厳しい自然・社会環境下にあった場合ほど、また稲作のような相互の助け合いが必要な食糧生産を行っていた場合ほど低い傾向があることが分かりました。
   共著   米国科学アカデミー紀要   第115巻29号   pp.7521-7526   2018/06