タムラ サナエ
  田村 早苗   文学部 共通部門   専任講師
■ 標題
  推論構文におけるコト/トイウコト節
■ 概要
  本稿では,推論を表す構文のうち,コト節やトイウコト節が用いられる表現に注目して現象を整理し,トイウコト節が推
論を表す構文においては「認識された事態」という指示対象を持つと主張した。中心的に扱ったのは,「~トイウコトハ…トイウコトダ」という構文,および「~コトダロウ」という構文である。推論構文については,表しうる推論のタイプ(演繹的か,アブダクティブか等)に構文ごとの制限が見られるということが指摘されているが,本論文で扱った推論構文についても推論タイプとの相関がみられることを指摘した。本稿の立場は,命題―モダリティという2文法ではない中間的レベルの存在を主張している点で先行研究と異なる立場と言える。
   単著   北星学園大学文学部北星論集   2018/09