タムラ サナエ
  田村 早苗   文学部 共通部門   専任講師
■ 標題
  従属節の用法と主題/とりたて助詞の付加 : 判断主を含む形式意味論による分析
■ 概要
  本論文では,原因―結果関係を表す用法を持つ日本語の従属節カラとタメについて,従属節に主題やとりたてfocusを表す助詞が付加された場合とされない場合の用法の違いについて,意味論的な分析を与える。注目すべき特徴として,カラ節やタメ節に主題/とりたて助詞が付加されると,一回的な原因―結果の関係を表すことができないという点が挙げられる。本稿ではPredication/descriptionという判断のタイプの違い,および従属節に対して「判断主体judge」を組み込んだ意味論を与える分析を組み合わせることで,主題/とりたて助詞の有無による従属節の用法・機能上の特徴が説明できると論じる。
   単著   北星学園大学文学部北星論集   pp.53-63   2018/03