タムラ サナエ
  田村 早苗   文学部 共通部門   専任講師
■ 標題
  Tense and modality in Japanese causal expressions
■ 概要
  本論文では、日本語の理由のカラ文における非過去形の解釈について論じた。扱ったのは、「健は昨日たくさん食べるからお腹が痛くなるんだ」のように非過去形が過去の一回的な出来事を指す文である。この文は、時制形式についての理論の例外となる点、および特殊な副次的意味を持つ点で興味深い。論者は、日本語の時制形式が発話時以外の視点を基準に用いられうると主張し、その解釈を分析するための意味論的枠組みを提案した。
   単著   Japanese/Korean Linguistics 16   CSLI Publications   pp.496-510   2009/07