コウ ガブン
  黄 雅雯   経済学部 経営情報学科   専任講師
■ 標題
  ペンローズの企業成長論の成立と展開
■ 概要
  本稿の目的は、Edith Penrose(以下ペンローズ)の『企業成長の理論』における議論の成立と展開について考察するものにある。
本稿はペンローズの『企業成長の理論』における方法論と議論の構造に焦点をおき、彼女の企業成長論の成立と展開を考察する。ペンローズの企業成長論の源流が何か、そして理論的特徴が何か、という問いを探ることを試みる。
ペンローズの学説の貢献は、企業の内側にある成長のダイナミズムを描き出すことにあるとの指摘は、先行研究においてすでになされてきた。しかし、ペンローズが分析を試みている企業成長の理論についての理解を前進させた研究はほとんど蓄積されていない。そこで、本稿は『企業成長の理論』で展開された概念の定義、概念間の関係性、および、ペンローズが述べている他の事象の発生を引き起こしうる「仮定的」変化というインプット、「推論的」予測された変化というアウトプットに分けて考察した。これにより、彼女の企業成長論の全体像に近づけることができた。
   単著   北星学園大学経済学部北星論集   pp.17-27   2019/03