サイトウ サヨ
  斎藤 彩世   文学部 英文学科   専任講師
■ 標題
  A Melting Pot of Affections in The Other House
■ 概要
  ヘンリー・ジェイムズの『あちらの家』 は、これまで推理小説の失敗作とみなされてきた。しかし本論では、失敗とされた結末部分が推理の完成と秩序の回復を目指したものではないという観点で本作の再評価を試みた。結末で善悪の裁定が回避されているのは、当時逸脱した性とみなされていた愛を小説世界の中では壊したり糾弾したりせずに保存するという主題のためであると考えられる。
   単著   『北星論集』   北星学園大学文学部   53巻1号   pp.29-40   2015/09