ヤマヨシ トモヒサ
  山吉 智久   経済学部 共通部門   准教授
■ 標題
  「彼らはヤハウェの目に悪を行った」―士師記の「循環的」定式―
■ 概要
  士師記2章11-19節を構成する「定型的な」枠組みの文学批評的分析により、それを構成する要素の多くが申命記史家的な背景を持っていること、それらに士師時代についての彼らの認識が反映されていることを論じた。「原因と結果」の関係に則り、近隣諸国民による抑圧は、イスラエル自身の「罪」の結果としての神の「罰」と見なされたが、神ヤハウェはこの因果関係の機械仕掛けの装置ではなく、むしろ士師を送り、イスラエルの民を救うことで、この関係を積極的に破るものとして描き出されている。
   単著   『北星論集』   pp.21-34   2018