フジキ アキコ
  藤木 晶子   短期大学部 生活創造学科   専任講師
■ 標題
  空間記憶における眼球運動と身体運動の役割
■ 概要
  ここでは,モノとモノ,あるいはモノと自分の位置関係を認識し,短期的に保持する際の認知的しくみを実験的に検討した。これまでの研究では,空間情報を保持するのに重要なリハーサル機能として,単一のリハーサルシステムが機能している説と眼球と身体それぞれに対応した個別のリハーサルシステムが機能しているという2つの対立する説が混在し,統一的なしくみの提案がなされてきていなかった。本論文では,従来の2つの説のいずれが妥当であるのかという問題を解決すべく,8つの行動実験を行った。その結果,眼球と身体それぞれに対応した個別のリハーサルシステムが機能している可能性が一貫して示されると同時に,それらのシステムのうち一方が利用できないときに他方が補うような相互補完的な関係が存在することも新たに判明した。これにより,眼球と身体が関わる空間記憶メカニズムを統一的に説明しうるモデルを提案した。(博士論文)
   単著   2012/09