ナガイ ジュンコ
  永井 順子   社会福祉学部 福祉臨床学科   教授
■ 標題
  精神病学と国民優生法の成立
■ 概要
  戦時下の日本で、「精神病者」らへの優生手術の実施手続きを定めた国民優生法が成立したことの背景を、明治後期以降の精神医学の動向に照らして考察し、日本のファシズムにおける民族主義的イデオロギーと精神医学の近代化志向との妥協の下で同法が成立したことを明らかにした。同時に、精神医学者が抱いた社会の進歩という発想が優生思想へと結びつき、「精神病者」が「劣った者」として位置づけられていく経緯を明らかにした。
   単著   アソシエ   御茶の水書房   pp.126-135   2006/06