ナガイ ジュンコ
  永井 順子   社会福祉学部 福祉臨床学科   教授
■ 標題
  「精神病者」と「社会」~戦前の表象からの一考察
■ 概要
  明治後期から大正時代に、精神医学者たちによる「精神病」を社会問題化する動きが不成功に終わったことの背景を考察した。その結果、精神医学者がそこに「精神病者」を見出そうとしていた当の「社会」は実態を伴っておらず、西洋社会から見積もったものにすぎなかったこと、それゆえに当時の行政は、「精神病者」を社会的な政策の対象ではなく、家族によって管理されるべきものとして位置づけたことを明らかにした。
   単著   社学研論集   早稲田大学大学院社会科学研究科   pp.366-381   2006/09