カモザワ アカネ
  鴨澤 あかね   社会福祉学部 福祉心理学科   教授
■ 標題
  機能的サブグループ(functional subgouping)を体験する
■ 概要
  SCT (Systems-Centered Therapy/Training)で用いられる基本的かつ中核的な手法,機能的サブグループ(functional subgrouping)を用いて開催した体験グループについて,そのもとになっているSCTの解説と,体験グループのプロセスの振り返りを行った。そしてSCTの手法が,グループ開始直後からリーダーによってシステム・センターなグループの形成が行われる点で,グループで生じてくるものを扱うことを基本とする心理力動的なグループとは異なること,また「みなさん,どうですか」という言い回しを導入することで,似ているもの(similarities)に基づいてサブグループを形成し,体験の探求を行うやり方であることを示し,体験グループのプロセスをSCTの理論と関連させて考察を行った。そして最後には,自立や個性を強調する欧米で生まれて発展してきたSCTを,類似点や和を重んじる日本に導入する際の留意点についても論じた。
   共著   集団精神療法   pp.114-149   2012/12