カモザワ アカネ
  鴨澤 あかね   社会福祉学部 福祉心理学科   教授
■ 標題
  電話相談員とその取り巻く環境に求められるもの― 電話相談スキルの向上に向けて ―
■ 概要
  いのちの電話相談員に対するインタビューを質的に分析し,電話相談スキルについて考察した。相談員が困難を感じる相談は次の6つの内容に分類された。1.【希死念慮の訴え】、2.【性的な電話】、3.【頻回な利用者】、4.【一方的な電話】、5.【攻撃的な電話】、6.【触法行為の訴え】。これらから、「電話相談はホントに何もできない。話を聴くしかない」という基本的な特徴があることが明らかになった。しかし1、6などの場合には社会的・一般的に問題解決が急がれる状況ゆえ、「どうにかしなければ」という気持ちが生起しやすく、結果、「聴く」こともできない状況になりやすいこと、また2、3、4、5の場合にはどこまでが相談なのか欲望のはけ口としてなされているのかが判断しづらいゆえに「聴く」ことに集中できない状態になりやすいことが明らかになった。これらのことを結果図としてあらわした。
   単著   北星学園大学 心理臨床センター紀要   北星学園大学 心理臨床センター   第9号   pp.19-30   2014/03