カモザワ アカネ
  鴨澤 あかね   社会福祉学部 福祉心理学科   教授
■ 標題
  共感的理解のプロセスとその課題 -機能的サブグループ形成を用いた心理カウンセリングの体験学習を通じて-
■ 概要
  心理カウンセラーにとって、他者を共感的に理解するということは、最も基本的かつ重要な機能である。しかしこの態度を身に着けることは容易ではない。本研究では、共感的理解という態度によって最も機能する手続きを内包する「機能的サブグループ形成」の手法を用い、グループ体験による心理カウンセリングの学習を行った素材をとりあげた。グループ体験のプロセスを質的に分析した結果、共感的理解には、今、ここで、の体験にとどまること、その体験に基づいた身体的・感覚的なものを言葉にして返すこと、心理的にアクティブになる必要があることが示唆された。しかしそれは非常に難しく、よって共感的理解という態度を身に着けるには、体験的な学習を続けること、それと同時に体験学習の中で生じる困難や恐れを取り扱う必要があると結論づけた。
   単著   北星論集   2016/03