カモザワ アカネ
  鴨澤 あかね   社会福祉学部 福祉心理学科   教授
■ 標題
  理論と実践を架橋する―理論を駆使する手法SCT(Systems-Centered Training / Approach)
■ 概要
  理論と実践を架橋する、というテーマにもとづいてSCT(Systems-Centered Training/Approach)の理論と筆者の実践体験を中心に論じた。理論と実践を架橋するというシンポジウムで掲げられたテーマは、心理療法家として筆者が常に考え続けているテーマであり、そのことは筆者が今もなお、基本的なものの考え方は心理力動的であることと関わっている。すなわち、筆者は心理力動的なアプローチの良さを実感してはいるものの、効果を実感するまでに通常は年単位の時間がかかり、またプロセスや効果が理解しづらい、よってクライエントや他のアプローチを用いる専門家に理解してもらいにくい、と感じており、その中で出会ったのが理論を駆使する手法、SCTだったのである。そのSCTはどのようなものか、理論を概説した。とはいえ、たとえSCTの視点を用いて理解しようとしても現実の現象はそれほどわかりやすいものではない、という現在の筆者の実感をのべて締めくくった。
   単著   集団精神療法   日本集団精神療法学会   第33巻2号   pp.168-173   2017/12