カツムラ ツトム
  勝村 務   経済学部 経済学科   准教授
■ 標題
  貨幣の価値を決めるもの
■ 概要
  ワーキングペーパーとして発表。貨幣の価値を決めるものは何か。本稿では、貨幣論次元と信用論をも視野に入れた次元とで、この点についての考察を試みた。貨幣論次元では、貨幣流通方程式MV=PTの恒等関係の解釈を検討し、貨幣数量説のように貨幣の価値の逆数である物価水準Pが貨幣量Mの変動に影響されるものと考えるよりも、大きな変動幅を想定しうる貨幣の流通速度Vの変動をM・P・Tといった他項の変化の結果とみるほうが、より妥当であるものと考えた。信用論次元では、信用貨幣を商品貨幣説の枠組みに位置づけることを可能にするものとしての内生的貨幣供給説について、その意義と限界について扱った。不換銀行券複数発券のモデルの検討では、不換のもとでの単一発券においては内生的な貨幣供給が要請されるわけでは必ずしもない、ということが展望できた。
   単著   北星学園大学ワーキングペーパー   北星学園大学   2012/03