ナガヤ ユキヨ
  長屋 幸世   経済学部 経済法学科   教授
■ 標題
  法律学教育における法律討論会の効用と社会人基礎力の関係
■ 概要
  本稿は、民法の重要論点を当事者対立構造で議論させる法律討論会が、非法学部における法律学教育の展開にどのように作用するか、さらに、それが社会人基礎力とどのように連関するかを検討するもので、主に、本討論会の法律学教育に対する効用についての執筆を担当した。本討論会は、学生に事例を与え当事者代理人として裁判形式で討論させることで、①知識の実践的活用、②論理的思考力及び多角的検討能力の涵養、③議論する力の養成を目指すものであり、討論会の実施を通じて、法的知識のアウトプットという通常の授業では賄いきれない側面をカバーすることができることを明らかにした。さらに、このような学習は、法曹を志向しない学生に対しても、所与の条件を考慮しつつ規範等を解釈して具体的事象に適用するという社会において必要な能力の育成にも寄与することを指摘した。
   共著   北星論集   第52巻1号   pp.53   2012/09