ヤマガ テツオ
  山我 哲雄   経済学部 共通部門   教授(嘱託)
■ 標題
  モーゼス・マイモニデスの宗教観
■ 概要
  ユダヤ教の律法体系の確立者であり、同時にユダヤ教信仰と合理的哲学の総合者であるモーゼス・マイモニデスの宗教観を概観し、その特色を明らかにしたもの。マイモニデスによれば、ユダヤ教こそ真の唯一の宗教であり、キリスト教とイスラム教はその劣悪な模倣であるが、キリスト教は(旧約)聖書の正典性と真理性を認める点でイスラム教よりすぐれ、イスラム教は神の唯一性に固執し偶像崇拝を退ける点で、三位一体を説き聖像を崇敬するキリスト教よりもすぐれている。メシアの来臨によってそれらの宗教の誤りが最終的に明らかにされるが、それは超自然的、奇跡的な出来事でなく、ダビデの子孫によるイスラエル人の国家の再建という現実的、歴史的な出来事である。
(掲載部分)p15-p35
   単著   北星学園大学経済学部北星論集   北星学園大学   第47巻第1号(通巻第52号)   pp.15-35   2007/09