ヤマガ テツオ
  山我 哲雄   経済学部 共通部門   教授(嘱託)
■ 標題
  旧約学におけるberith(契約)の問題
■ 概要
  旧約聖書の契約思想についての最近の学説の検討。特に、神との契約の観念が、オリエントの宗主権条約の形式に従っているとする、メンデルホーン、バルツァー、マッカーシーの学説、旧約聖書に神との「契約」の観念は存在しない(すなわち「ベリート」というヘブライ語を「契約」として理解するのは適切でない)とするクッチェの学説、神との契約の観念は前七世紀に申命記運動の中から初めて生まれてきた比較的新しい観念であり、それ以前にはこの観念が存在しなかったとするペルリットの学説などを紹介、批判的に検討し、それらの意義と問題点を指摘するとともに、それらの問題を解決するための展望をも示したもの。
   単著   聖書学論集   日本聖書学研究所   第17号   pp.5-46   1982/12