スズキ カツノリ
  鈴木 克典   経済学部 経営情報学科   教授
■ 標題
  北海道の山間・漁村地域における健康と家族-留萌市と士別市の女性たちの活動を通して-
■ 概要
  本稿では地方都市の健康と家族に焦点をあて、女性の視点から探索的に調べた。対象地は留萌市と士別市である。両市は人口の減少と高齢化に直面し、地元資源の掘り起こしに「健康」を含めている。分析の対象者は30代~60代の地元リーダー2名を含む10名の女性である。調査方法には聞き取りとアンケート、参与観察の手法をとった。結果は以下のとおりである。
(1)地方都市の健康・福祉(well-being)は地元の産業に活路を見出そうとしている。留萌市は食と人をつなぎ、士別市は羊と人をつなぐ。
(2)両市が掲げる地域のげんき(活性化)には女性が活用されている。留萌市ではSさん、士別市ではTさんが「民」の代表的顔である。
(3)他の女性たちの活動は、私的領域の健康と家族の枠を超え、他者とのつながりのなかで健康と地域のげんき(活性化)に一役を担っている。
なお、地域のげんき(活性化)に男性の活躍も見逃せない。今後の課題としたい。
   共著   北星学園大学論文集   北星学園大学   2011/03