スズキ カツノリ
  鈴木 克典   経済学部 経営情報学科   教授
■ 標題
  豪雪過疎地域における広域的除排雪ボランティアシステム構築の実践的研究
■ 概要
  除排雪問題は、高齢社会の諸問題の引き金となる雪地域特有の問題である。平成26年冬季、北海道では雪の事故による死者が17人(うち7割が65歳以上)、重軽傷者が515人と最近10年間で最悪の人的被害を出した。さらに異常降雪による交通麻痺、自治体除排雪支出の増大、集落の孤立等といった物的被害を引き起こし、様々な局面において市民生活に及ぼす”雪害”となった。特に道内の過疎地域では、若者の流出等による過疎化や高齢化の進行により除排雪の担い手が不足しているため、地域コミュニティの機能が失われる中で、体力的に除排雪が困難な高齢者が無理をして除雪をせざるを得ないという深刻的な状況にある。
 そこで本研究では、①研究課題1:広域的ボランティアに関わるステイクホルダー(大学・企業・受け入り自治体)の実情の把握、②研究課題2:地域外の「よそ者」が支援活動を行うことの困難さっと援助者-披援助者の間の非対称性、③研究課題3:除排雪ボランティア時に発揮される体力的特徴と安全で効率的な支援プログラムの立案の3つの研究課題により、豪雪過疎地域における広域的除排雪ボランティアシステム構築の実践的研究・分析を行うことができ、総合的に考察を行うことができた。
   共著   平成25年度助成研究論文集   (一財)北海道開発協会開発調査総合研究所   平成25年度   pp.199-221   2014/06