アキモリ ヒロシ
  秋森 弘   経済学部 経済法学科   教授
■ 標題
  バランスシート調整は構造要因ではない
■ 概要
  1994年当時、それまでの景気後退、そして今後の景気回復の鈍さの主因として、バランスシート調整の影響がしばしば指摘された。バランスシート調整とは、バランスシート悪化が、①利払い負担を増加させこれが企業のキャッシュフローを圧迫、②自己資本比率の低下を通じて企業のリスク負担能力を低下させる、という2つの経路で悪影響を与えるため、これを解消すべく企業が新規資金を優先的に負債の返済に充てる結果、設備投資が抑制されることをいう。本稿はこうした主張への疑問点を提示した。
   単著   景気観測   国民経済研究協会   5月号   pp.9-11   1994/05