アキモリ ヒロシ
  秋森 弘   経済学部 経済法学科   教授
■ 標題
  マクロ経済データ、国債現存額の増減が国債利回り曲線に与える影響について(2)
■ 概要
  秋森(2012)で行った分析を補強するものとして、推計されたイールドカーブに対する主成分分析を行った結果として得られた主成分得点を、各種マクロ経済変数の共通ファクターでコントロールしながら、新たに変数のラグを考慮しつつ、各種国債現存額増勢データで説明する回帰分析を行った。その結果、短期国債現存額の増勢ペースが高まるとカーベチャーを弱めつつ3期のラグをもってイールドカーブをスティープ化させ、さらに長期国債現存額の増勢ペースが高まるとイールドカーブが上方にパラレルシフトしてスポットレート全体を押し上げる可能性を示唆する結果を得た。
 本稿ではさらに、イールドカーブと各種国債現存額増勢データについて確認された関係が安定的であるか否かについてチョウテストなど各種F検定を行ったところ、標本期間を通じてこれらの関係が安定的であるとの分析結果を得た。
   単著   北星論集   第52巻第2号   pp.95-111   2013/03