オオハラ マサアキ
  大原 昌明   経済学部 経営情報学科   教授
■ 標題
  地域福祉を担う地域食堂の事業モデルに関する事例分析
■ 概要
  本稿は、地域福祉における支え合いのツールとして近年注目され、ゆるやかな雇用と居場所を提供する地域食堂(コミュニティレストラン)をコミュニティビジネスの視点から捉え直し、食と地域の拠点となる地域食堂の継続と発展条件について経営マネジメントを中心に考察を試みたものである。
調査方法と対象については、個別事例の訪問調査をおこない地域環境を把握することを前提に会計情報の提供を求め、持続的な経営条件をどのように取り出すことができるのかを考察した。
事業の持続性を担保する上で人件費の捻出を可能とする売上高と原価率を含めた採算可能性を探る必要性があることを主張し、今後の課題として、事業者の戦略的課題および行政の関わり方との関連で地域福祉サービスの推進という視点での地域食堂の活用と支援方策、さらに支援者としての利用客には地域食堂の意義や役割の啓発や宣伝をすることを指摘した。
   共著   北海道地域福祉研究   北海道地域福祉学会   第19巻   pp.74-85   2016/03