マスダ タツヨシ
  増田 辰良   経済学部 経済法学科   教授
■ 標題
  『独占禁止法の経済分析』
■ 概要
  本書は、法の経済分析の主要なテーマである法制度の効率性という視点から、我が国の公正取引委員会による独占禁止法の運用成果について考察した。その際、効率性概念を(1)法自体の設計上の効率性と(2)法の運用上の効率性とに区別した。第一の効率性については条文間にある目的の不整合性によって、同調的な価格引上げが許されてきたことを解明した。第二の効率性を評価するためにカルテル規制や優越的地位の濫用規制の有効性を検証した。その結果、カルテルは勧告や警告・注意という日本的な行政指導によって許されてきた側面のあることを解明し、優越的地位の濫用規制については、不況期に規制効果が弱いことを解明した。 
【230p】
   単著   多賀出版   1997/04