スギオカ ナオト
  杉岡 直人   社会福祉学部 福祉計画学科   教授(嘱託)
■ 標題
  社会福祉と地方分権のゆくえ-軌跡と展望-
■ 概要
  1980年代以降の社会福祉分野の行政において地方分権の展開がどのような政策理念と課題をもって取り組まれたのかを政策動向とコミュニティケアサービスの分析に関する論文をレビューし、今後の福祉ガバナンスの課題を明らかにした。社会福祉における分権化の連続性とその変化を取り上げる上で、介護保険の存在は象徴的な存在であるといえる。本稿では、連続性と変化を2期に区分して検討した。第Ⅰ期は機関委任事務の団体委任事務への変化(1986~1999)、第Ⅱ期は地方分権一推進法ができて地方自治法が改正され、介護保険制度後(2000~)とする。第Ⅲ期を議論するなら道州制の実施か社会保障制度の組み直しが新たな起点となるであろう。したがって、以下において、社会福祉基礎構造改革期の高齢者向け在宅福祉サービスの展開期(第Ⅰ期)、そして介護保険制度の前後の実態と検証(第Ⅱ期)を通じて今後の課題を明らかにした。
(掲載部分)p10-p19
   単著   社会福祉研究   鉄道弘済会   102号   pp.10-19   2008/07