オオシマ スミコ
  大島 寿美子   文学部 心理・応用コミュニケーション学科   教授
■ 標題
  ペットロス体験を「症候群」と称することによる影響
■ 概要
  ペットを失ったことで悲しむ飼主に対し、日本では「ペットロス症候群」という名称が一部で用いられるが、この表現には肯定的な立場をとる者もいれば否定的な立場をとる者もいる。本研究では異なる3大学でそれぞれ医学、獣医学、文学を専攻する学生99名を対象とした自由記述式の質問紙調査を実施した。内容分析の手続きにより全13.475字の記述内容から142個の最小分析単位を抽出、4グループから成る18個のコードが生成された。このコードを基本発想データ群としたKJ法の手続きにより【命名の是非】は【病名の妥当性】と【病名の影響】から判断されるという構造が想定された。また、ペットの喪失にともなう【悲嘆への認識】は個々人で異なることがあり、それが【病名の妥当性】と【病名の影響】の双方に影響を及ぼすr可能性が示唆された。
   共著   ヒトと動物の関係学会誌   ヒトと動物の関係学会   第24巻   pp.63-70   2009/12