タカノ ショウジ
  高野 照司   文学部 英文学科   教授
■ 標題
  ことばのバリエーションの「社会的意味」を伝達する能力 ~地域社会の急速なグローバル化がもたらす土着イデオロギーに着目して~
■ 概要
  言語能力は可変的特性を持ち、その可変性と深く関わる「社会的次元」を言語能力の重要な構成要素として捉えなおすべきである。変異理論の近年の展開のなかで、この「社会的次元」を巡る議論が活発化している。言語運用上の揺れは、それを用いる話者の「社会的実践」と深く結びついており、特定の地域社会・社会集団・一個人にとっても重要な「社会的意味」を持つ。ことばのバリエーション研究における「伝達能力」とは、常に“揺れる”言語運用を通して、話者が他者へ何らかの社会的意味を投影する能力だと言える。
   単著   コミュニケーション能力の諸相―変移・共創・身体化―   ひつじ書房   2013/03