タカノ ショウジ
  高野 照司   文学部 英文学科   教授
■ 標題
  札幌市方言名詞アクセントの共通語化に関する実時間パネル調査 〜変化を支配する拘束要因マップの提案〜
■ 概要
  札幌市方言名詞アクセントの共通語化について、経年的パネル調査を実施。前回調査(1990年実施)で参加した被験者を同一調査票で再調査し、個人語の変化(生涯変化)が生じたか(あるいは生じなかったか)を特定した。また、当該音声変化を統制する仮定される言語内的要因および社会的要因を統計的手段(Varbrul)によって割り出し、影響力における要因間の力関係に基づいた「拘束要因マップ」を提案。札幌市名詞アクセントの共通語化の過去の道程や今後の方向性を予測する上で有用とした。また、本稿では新たに語彙特性(語彙頻度・親密度)を分析に組み込むことで、特に語彙に対する親密度が共通語化(あるいは非共通語化)を左右する要因として機能していることも明らかになった。
   単著   北星論集   北星学園大学文学部   第52巻2号   pp.29-51   2015/03