ウルリケ・ネンシュティール
  ウルリケ・ネンシュティール   社会福祉学部 福祉計画学科   教授
■ 標題
  日本とドイツにおける若者の友だち関係
■ 概要
  「友達」とは、一生を通して重要な役割を演じるが、不安定な青年期においては特にそうである。それは精神的安定を与えたり、社会的能力を身につけたりする場を提供したり、様々なアイデンティティーを演じてみる機会や空間を与えたりする一方、他方、社会的ルールを友達間交渉で作成したり、時間とスケジュールのマネジメント能力を身につけたりすることを必要としている。そして、何よりも良く知られ意識されているのは、青年期の友達関係は親からの(精神的)独立をより容易にすることである。(Harring et al, Freundschaften, Cliquen und Jugendkulturen 2010)だが、日本においては、友達関係による問題・息苦しさも社会学者に『友だち地獄』(土井隆義)という表現ではっきりと指摘されている。又は、日本とは限らないが、『トイレ弁』の現象は、『友達』という人間関係の支配・
・怖さを表している。
この様な問題意識に基づいて、日本及びドイツの寮付き学校で量的及び質的調査を遂行した。アンケートには両学校の生徒全てが参加した。それはドイツの場合、13歳から17歳までの男女計44人であり、日本の場合、16歳と24歳の間の108名。学校の特性、生徒達の学校キャリア、彼ら・彼女らの社会的能力と学校教育の目的を配慮すれば、文化的差異は本調査の具体的なサンプルの特性によって減少したことが予想できる。こうして量的調査結果の一部として次の諸点を紹介し、解釈を説明した。
   単著   2014/03